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もし若い頃の自分に、数冊だけ本を渡せるとしたら― 最低限の知識も常識もなかった頃の自分へ ―

もし若い頃の自分に、数冊だけ本を渡せるとしたら。

ここに並べている本は、
結果的に、
生きていく上で重要だと感じた順番に
並んでいます。

どれが正しいとか、
どれを先に読むべきか、
という意味ではありません。

ただ、
何も知らなかった頃の自分が、
生活の中で実際につまずいた順番が、
そのまま残っているだけです。

最初につまずいたのは、
自分の外見についてでした。

1冊目:服について最初に渡したい本

最初に置いたのが、
「失敗しない服選び理論「骨格」を知れば誰でも簡単おしゃれ(インプレス)」
です。

この本は、
流行を追いかけるための
おしゃれ本ではありません。

自分の感覚だけで服を選ぶのではなく、
体のつくり(骨格)に合った服を選ぶと、
結果として失敗しにくくなり、
自然と印象がよくなる、
という考え方が書かれています。

外見が重視されるのは、
残念ですが事実です。

顔や身長は変えられませんが、
服は変えることができます。

ただし、
「着たい服」と
「自分に合う服」は、
必ずしも同じではありません。

若い頃の自分は、
服にまったく気を使わず、
よれよれの服や、
体に合っていない服を
平気で着ていました。

だからこそ、
あの頃の自分に、
この本を渡したいと思います。

もし当時、
「似合う」という基準を
少しでも知っていれば、
周囲からの印象も、
自分自身の受け取り方も、
違っていたかもしれません。

変われた、という話ではなく、
変われた可能性があった、
という意味で、
最初に置いています。

2冊目:スーツについて、基準を知るための本

次に置いたのが、
「賢いスーツの買い方(プレジデント社)」
です。

20代前半の頃、
仕事の関係で、
スーツを日常的に着る環境ではありませんでした。

そのため当時は、
スーツについて
深く考える必要がないまま、
社会に出ています。

ただ、
仕事とは関係なく、
きちんとした服装が
求められる場面は、
誰にでも訪れます。

そのときに、
スーツについての知識が
まったくなければ、
何を基準に選べばいいのか、
判断がつきません。

この本は、
スーツを常用する人向けに、
基本的な考え方や、
どのような種類のスーツを
どれくらい持つとよいか、
といった視点が
整理されています。

いわば、
スーツを着る人にとっての
基準を確認するための本です。

それでも、
この本をここに置いているのは、
普段スーツを着ない人にとっても、
「判断の軸」を知るのに
役立つと感じたからです。

日常的に着ないからこそ、
事前に基本を知っておく。

困ってから考えるのではなく、
考えるための基準だけを
先に持っておく。

そのために、
あの頃の自分に
渡したいと思った本です。

3冊目:食べることを、軽く扱わないための本

次に置いたのが、
「一生役立つ きちんとわかる栄養学(西東社)」
です。

外見や服装の次に、
意識するようになったのが、
体のことでした。

若い頃は、
多少無理をしても
何とかなるように感じます。

食事についても、
「お腹が満たされればいい」
「食べたいものを食べればいい」
と考えがちでした。

ですが、
体は、
食べたもので
できています。

何を食べるか、
どんな栄養が
どのように体に影響するのかを
まったく知らないままでは、
判断のしようがありません。

この本は、
食事制限や精神論を
語る本ではありません。

具体的なレシピを通して、
栄養素の考え方や、
食事の組み立て方を
丁寧に説明しています。

「何も考えずに食べる」のと、
「栄養の仕組みを理解したうえで選ぶ」のとでは、
結果は変わってきます。

もし当時の自分が、
栄養についての基本を
少しでも理解していれば、
食事の選び方も、
違っていたかもしれません。

体のことは、
後から取り替えることができません。

だからこそ、
あの頃の自分に、
早めに渡しておきたいと
思った本です。

4冊目:知らないままだと、恥をかく場面があることを知るための本

次に置いたのが、
「この1冊でOK!一生使えるマナーと作法(ナツメ社)」
です。

マナーについては、
学校でも、
家庭でも、
体系的に教わる機会が
ほとんどありません。

そのため、
何となく周囲を見て覚えるか、
実際に失敗してから
知ることになります。

この本には、
祝儀や不祝儀、
贈り物の考え方、
結婚や葬儀の場での作法、
食事のマナー、
訪問や来客の対応、
ビジネスの場での基本など、
生活の中で必要になることが
まとめて書かれています。

特に、
結婚や葬儀のマナーは、
その場になってから
考える余裕がありません。

事前に知っているかどうかで、
恥をかくかどうかが
決まってしまう場面もあります。

マナーという言葉は、
窮屈に感じることもあります。

ですが、
相手を尊重するための
最低限の約束事を
知っているかどうかで、
人との関係は
ずいぶん変わります。

すべてを完璧に
身につける必要はありません。

ただ、
「知らなかった」で
済まされない場面が
確かに存在します。

そうした場面に出会う前に、
あの頃の自分に
渡しておきたいと思った本です。

5冊目:自分の生活を、自分で回すための本

次に置いたのが、
「13歳からの自活術 一生ついてまわる家事のキホンが身につく本(大和出版)」
です。

家事については、
「やりながら覚えればいい」
と思われがちです。

確かに、
最低限のことは、
その場しのぎでも
何とかなります。

ただ、
一人暮らしを始めることと、
家事を一から覚えることが
同時に重なると、
負担は一気に大きくなります。

この本に書かれているのは、
特別な工夫や、
時短テクニックではありません。

掃除、洗濯、料理、
片づけや生活の回し方など、
家事の基本だけが
整理されています。

誰かに頼らず、
自分の生活を
自分で維持するために、
何を知っておくといいのか。

それを、
事前に把握しておくだけで、
生活はずっと楽になります。

家事は、
できるかできないかよりも、
知っているかどうかの
影響が大きい分野です。

一人暮らしを始めてから
慌てて覚えるのではなく、
あらかじめ知っておく。

その準備として、
あの頃の自分に
渡しておきたいと思った本です。

6冊目:家を「借りる」前に、最低限知っておきたかった本

次に置いたのが、
「家を借りたくなったら(WAVE出版)」
です。

生活をするには、
必ず「住む場所」が必要になります。

家に住む方法はいくつかありますが、
多くの場合、
最初に選ぶのは
「家を借りる」という形です。

ただ、
家を借りることについては、
誰かに体系的に
教わる機会がほとんどありません。

何となく不動産屋に行き、
何となく説明を聞き、
よく分からないまま
契約してしまうこともあります。

この本には、
物件探しの考え方や、
契約に関する基本的な視点、
住み始めてから起こりやすいことなど、
後になってから
「知らなかった」と
思いやすい点が整理されています。

住む場所は、
毎日の生活に
直接影響します。

だからこそ、
借りる段階で、
最低限の知識を
持っているかどうかで、
その後の負担は
大きく変わります。

困ってから学ぶのではなく、
借りる前に、
一度全体像を知っておく。

その準備として、
あの頃の自分に
渡しておきたいと思った本です。

7冊目:住んでから気づく問題の、本質を知るための本

次に置いたのが、
「マンションの「音のトラブル」を解決する本(あさ出版)」
です。

この本の題名を見ると、
読めばすぐに
騒音問題が解決するように
感じるかもしれません。

ですが、この本が扱っているのは、
音のトラブルを
単純な善悪や
我慢の問題として
片づけない視点です。

マンションでの音の問題は、
感じ方の違いや、
建物の構造、
生活時間帯のズレなど、
複数の要因が重なって
起こります。

そのため、
一つの方法で
すべてが解決する、
という話には
なりません。

この本では、
なぜ音の問題が
起きやすいのか、
なぜこじれやすいのか、
その背景や構造が
整理されています。

今まさに
音の問題で
困っている人だけでなく、
これからマンションに住む人や、
将来、購入を考えるかもしれない人にとっても、
事前に知っておく意味のある内容だと
感じました。

住んでから気づいても、
簡単に引き返せないのが、
住環境の問題です。

だからこそ、
問題が起きてから
どうするかを考える前に、
起こりうることの
全体像を知っておく。

そういう意味で、
あの頃の自分に
渡しておきたいと思った本です。

8冊目:非常事態に、何も知らずに放り出されないための本

次に置いたのが、
「災害からテロ、ミサイル攻撃まで まさか!?の非常事態で「死なない技術」(扶桑社)」
です。

この本は、
アウトドアサバイバルと、
都市サバイバルの両方を扱った本です。

ここでいう都市サバイバルとは、
都市部で大規模な災害に遭ったときに、
どう行動すれば生存率を下げずに済むか、
という考え方のことです。

災害が多いこの国では、
地震や水害など、
いつ非常事態に直面するか分かりません。

にもかかわらず、
非常時の行動については、
普段の生活の中で
意識する機会がほとんどありません。

この本を読めば、
アウトドアの専門家のように
完璧に行動できるようになる、
という話ではありません。

ただ、
何も知らない状態で
緊急事態に放り込まれるのと、
最低限の知識を持っているのとでは、
判断の仕方は変わります。

都市で災害に遭った場合、
避難の考え方や、
身の守り方、
行動の優先順位を
その場で考えなければなりません。

そうした場面で、
事前に知っていることが
一つでもあれば、
落ち着いて行動できる可能性は
高まります。

非常事態は、
起きないに越したことはありません。

ですが、
起きてから
初めて考えるのではなく、
起きる前に
一度想像しておく。

その準備として、
あの頃の自分に
渡しておきたいと思った本です。

9冊目:もしものときに、何も分からないまま立たされないための本

最後に置いたのが、
「新おとめ六法(KADOKAWA)」
です。

この本は、
人とのトラブルに直面したときのための、
法律の本です。

人生では、
自分が望んでいなくても、
トラブルに巻き込まれることがあります。

また、
今のインターネット時代では、
SNSや発言をきっかけに、
「自分が原因となって」
問題が起きてしまう可能性もあります。

そうした場面で、
法律は、
知らなかったでは
済まされないことがあります。

この本を読んだからといって、
法律に詳しくなるわけでも、
トラブルを完全に防げるわけでもありません。

ですが、
どんなことが問題になり得るのか、
何がアウトで、
何がグレーなのか、
その輪郭を知っているだけでも、
判断は変わります。

題名は
「おとめ六法」
となっていますが、
書かれている内容は、
特定の人に向けたものではありません。

人と関わって生きていく以上、
誰にとっても関係のある話が、
分かりやすい言葉でまとめられています。

トラブルは、
起きてから
慌てて調べるよりも、
起きる前に
少しだけ知っておく方が、
ずっと楽です。

そういう意味で、
この本は、
最後に置く一冊として、
あの頃の自分に
渡しておきたいと思いました。

最後に

ここに並べたのは、
若い頃の自分に、
もし数冊だけ渡せるとしたら、
そう思って選んだ本です。

どこかで、
一冊でも思い出してもらえたら、
それで十分です。

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